ウクライナ警察、西部リヴィウでユダヤ教のメノラーを破損した人物を特定
ウクルインフォルム
ウクライナの国家警察は、1月1日に西部リヴィウに設置されているユダヤ教のメノラーの形をしたモニュメントを破損した人物を特定した。
国家警察広報室が伝えた。
容疑者は、19歳の地元住民で、違法行為をした際にはアルコールにより酩酊状態にあったという。
また、近くにいて、事件を撮影した他の参加者の地位問題は決定の途中だと書かれている。
現在、刑法典第178条(宗教建造物または礼拝施設への損害)に基づく容疑の伝達に関する問題が解決の途中だという。
捜査は継続中とのこと。
また、ブロツキー駐ウクライナ・イスラエル大使は、テレグラム・チャンネルにて、ユダヤ教のお祭り「ハヌカ」の期間に反ユダヤ主義的な言動が見られていることへの懸念を表明した。
ブロツキー大使は、「在キーウ・イスラエル大使館は、ウクライナにおけるハヌカ祝賀期間における反ユダヤ主義に基づく事件や、ソーシャルメディア上の反ユダヤ主義の表れに関する懸念を表明する」と伝えた。
ブロツキー氏はまた、ウクライナの法執行機関にそのような事例に対する迅速な対応に謝意を伝えた。
これに先立ち、1月1日、リヴィウ警察は、ソーシャルメディアのモニターの際に、リヴィウ市内ヴァロヴァ通りに設置されたメノラーを不明の人物が破損する場面を写した動画を発見していた。この男性は、メノラーの送電に用いられていたケーブルを破損して逃亡していた。
写真:ブロツキー駐ウクライナ・イスラエル大使(テレグラム)