ウクライナ英国国防相会議開催 海軍発展とロシアのハイブリッド攻撃を協議
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ウクルインフォルム
16日、レズニコウ・ウクライナ国防相は、キーウ(キエフ)を訪問したウォレス英国防相と会談した。英国側は、民主主義発展、改革実施、ウクライナ軍発展の分野でウクライナへと包括的サポートを提供し続けると伝えた。
ウクライナ国防省広報室が公表した。
発表には、「ベン・ウォレス国防相は、英国は民主主義発展、改革実施、軍の能力発展、ウクライナの欧州大西洋統合実現の分野でウクライナへの包括的サポートを提供し続けると強調した」と書かれている。
さらに発表によれば、会談時、双方はウクライナの被占領地と国境付近の治安情勢の展開と北大西洋条約機構(NATO)との協力、二国間連携につき協議を行った。
とりわけ、両大臣は、ロシア政権の軍事・政治の幹部がウクライナ、EU・NATO加盟国に対してハイブリッド戦争手段を利用し続けていることや、アゾフ海・黒海地域の軍事化の継続、占領国ロシアによる自由な航行の妨害について特別な注意を向けた。
両国代表団メンバーは、「ロシアの無責任かつ挑発的な行為により治安情勢がさらに激化している」ことを指摘した。その際双方は、ウクライナと英国は安全保障・防衛分野の戦略的パートナーであり、現在の挑戦と脅威への対策について共通の視点を有しており、欧州の平和・安全の保障、共通の価値と自由の保護にコミットしていることを強調した。
双方はまた、先週ロンドンにて署名された政府間枠組み協定の実現をはじめとする、二国間協力の協議に注意を向けた。同協定は、ウクライナ海軍の能力発展プロジェクトを実現させるものとなっている。