モルドバ大統領、パートナー国に防空システム提供を要請
ウクルインフォルム
モルドバ共和国のサンドゥ大統領は19日、同国の防空強化を目的とした支援をパートナー国に要請したと発言した。
サンドゥ大統領がロイター通信へのインタビュー時に発言した。
サンドゥ氏は、「私たちは、観測・防空システムを要請した」と述べ、ウクライナが現在優先課題であるのは理解しているとしつつも、モルドバもまた防空システムを得られることを期待していると発言した。
その際同氏は、モルドバは軍事予算を増やしたと述べ、同国政府は欧州連合(EU)と防空システムに関する協議を行っていると伝えた。
さらに同氏は、ロシアはモルドバを不安定化しようとしたことを指摘した。同氏は、「ロシアは確かに政府、議会、大統領を失敗させようと、モルドバ国内の腐敗したグループや親露政党を動員しようとしていた」とし、ロシアが不安定化をもう諦めたというわけではないが、しかし今のところは、モルドバ政権は安定を維持することができていると発言した。
これに先立ち、2022年11月、レヴェンコ・モルドバ内務相は、当時モルドバで行われていた反政府運動の背後に、ロシア連邦が活動していると発言していた。