英国にて、夏にウクライナ軍パイロットの訓練開始へ
英国政府が公表した。
発表には、今年2月にスナク英首相が、英国はウクライナにて北大西洋条約機構(NATO)基準に従った、戦闘機F16を保有する新しい空軍を創設するウクライナの努力を支持するために、ウクライナ航空機操縦士の新しい訓練プログラムを策定すると発表していたことが喚起されている。
そして、「今夏、私たちは、ウクライナ操縦士集団の基本訓練を受けるための初級飛行段階を開始する。それは、英国の操縦士が使用しているプログラムをウクライナ操縦士のために適用するもので、異なる種類の航空機に適用できる操縦技術を彼らに提供するものである」と書かれている。
また、この訓練は、ウクライナが選択した戦闘機F16の同国への提供に向けた、他国と協力する英国の取り組みと密接に関連していると説明されている。
さらに、ロシアによる対ウクライナ全面戦争開始以降、英国は1万5000人のウクライナ軍人を英国で訓練してきており、さらに2014年から2022年の期間では、英国にて2万2000人のウクライナ軍人が作戦「オービタル」の一環で訓練を受けてきたと喚起された。
加えて、発表には、スナク首相が数百弾の防空ミサイルと射程200キロメートル以上の攻撃型無人航空機システムのさらなる供与を確認するとあり、「これらはウクライナが進行中のロシアの侵略に対する抵抗の強化に備えるため、今後数か月間にわたって全て提供される」と書かれている。
その他、英国は、来月ウクライナ復興会議を開催すると伝えた。
なお、15日、ゼレンシキー大統領が英国を訪問している。
これに先立ち、英国のスナク首相は本年2月8日、ゼレンシキー大統領の英国訪問時に発表された英国によるウクライナ軍操縦士の訓練実施の決定に関連し、戦闘機操縦訓練はウクライナへの先端航空機の提供に向けた最初の一歩であると発言していた。