オランダ国防相、キーウとハルキウを訪問 ゼレンシキー宇大統領とも会談
オロングレン国防相がソーシャルメディア「X」アカウントに書き込んだ。
オロングレン国防相は、「私はキーウにてゼレンシキー宇大統領と話した。冬が近付き、ロシアの戦争への渇望が消えることがないと認識した上で、私は改めて、ウクライナが戦いを続けられるようにするオランダの支援を確認した」と書き込んだ。
また同氏は、ウクライナ訪問の際にはハルキウも訪れたとし、「この激しく破壊された町のイメージは、私の網膜に焼きついている。私は、犠牲者と、ロシアの脅威が間近にある住民のことを考えている」と伝えた。
Terugkerend van een bezoek aan Oekraïne, waar ik ook het oostelijk gelegen Kharkiv bezocht. De beelden van deze zwaar beschadigde stad staan op mijn netvlies gebrand. Ik denk aan de slachtoffers en de inwoners voor wie de Russische dreiging zo dichtbij is. (1/3) pic.twitter.com/pHOwN59hXJ
— Kajsa Ollongren (@DefensieMin) November 2, 2023
さらに同氏は、戦争犯罪が無処罰であってはならないとも強調した。
ウクライナ大統領府広報室は同日、ゼレンシキー宇大統領がオロングレン蘭国防相と会談したことを公表した。
発表によれば、ゼレンシキー大統領は、オロングレン氏に対して、ウクライナへの大きな注目と、ロシアの全面侵攻が始まって以降の繰り返しのウクライナ訪問につき謝意を伝えた。
またゼレンシキー氏は、「オランダは、ロシア侵略初期から私たちと共にある。私たちは、このように強力なパートナーと真の友人がいることにとても感謝している」と伝えた。
同氏はまた、10月30日の電話会談をはじめ、ルッテ・オランダ首相との生産的な対話を高く評価していると発言した。
そして同氏は、「私たちは、困難な時に採択されたウクライナ支援の重要決定につきオランダに感謝している。パトリオットやF16のもののように、それら決定は、他のパートナーたちにとってのシグナルとなっている。それは、私たちの軍、私たちの人々にとっての大きな支援だ」と伝えた。
その他同氏は、戦場の状況を報告した。
両者は、オランダからの今後の軍事支援や「穀物回廊」の安全への支援について詳細に協議を行った。
さらに両者は、中東情勢の展開に関する意見交換を行った。
ゼレンシキー氏は、会談の最後に、オロングレン氏に、ヤロスラウ賢公勲章3等を叙勲した。