ウクライナに供与される戦闘機「F16」の利用にロシア領内目標攻撃の制限はない=オランダ国防相
オロングレン国防相がポリティコへのインタビュー時に発言した。
記事には、「カイサ・オロングレン蘭国防相は、ウクライナ政権に対して、オランダがウクライナに供与するつもりの24機の戦闘機『F16』はロシア領内の目標に対して攻撃を加えるために使用することができると明言した」と書かれている。
オロングレン氏はまた、ベルギーとは異なり「オランダにより供給される『F16』に制限はない」と発言した。
そして同氏は、「私たちは、他のどの供給に対しても適用しているのと同様の原則を適用している。具体的には、私たちがウクライナにそれらを供与したら、彼らはそれらを使用できる、というものだ」「私たちは、国際法と国連憲章にて認められている自衛権を遵守することのみ彼らに要請しており、それはつまり、彼らは自衛目的で達成する必要のある軍事目的の達成のためにそれを利用する、ということである」と強調した。
その他、NOS報道によれば、オランダのスロット外相は、「航空機の使用は、ハルキウ近くの地域のみに限定されない」と発言していた。
スロット氏は、ウクライナはオランダにて供与される戦闘機「F16」を自衛のためにロシア領内の目標に対して使用する完全な権利があると発言していた。
その際同氏は、「自衛の文脈で行われる場合、F16に対しては、ロシア領内で行動することを可能とする原則が適用されている」と述べた。
これに先立ち、ベルギーは、ウクライナに提供する「F16」につき、ウクライナは同戦闘機をロシア領内の目標に対して使うことはできないと表明していた。ドゥ=クロー・ベルギー首相は、「F16」含め、ウクライナがベルギーに供与された武器をロシア領への攻撃に使用することへの反対を表明している。
写真:norad.mil