スターマー英首相、平和維持軍展開計画をトランプ氏に提示へ 英仏首脳がワシントン訪問へ=報道

スターマー英首相、平和維持軍展開計画をトランプ氏に提示へ 英仏首脳がワシントン訪問へ=報道

ウクルインフォルム
マクロン仏大統領とスターマー英首相は、ロシア・ウクライナ戦争終結努力の一環で、来週米ワシントンを訪問する。

19日、ウォルツ米国家安全保障問題担当大統領補佐官がフォックスニュースへのインタビュー時に発言した。ロイター通信が報じた

同氏は、来週マクロン仏大統領とスターマー英首相がワシントンを訪れると発言し、その目的はロシア・ウクライナ戦争の終結をもたらすことだと補足した。

また英テレグラフは、スターマー英首相は、トランプ米大統領に、兵力約3万人の欧州部隊をウクライナに展開する計画を提示すると報じた

報道には、スターマー氏が、来週のワシントンでの会談時に、米国大統領の仲介で締結される停戦合意につき、それがどのようなものであれ、その欧州の軍が合意の遵守をどのように確保するかにつき詳細に話すことが見込まれていると書かれている。

同時にスターマー氏は、トランプ氏に対して、ロシアが停戦条件を破った場合に対応できるよう、東欧に米国の戦闘機とミサイルをスタンバイさせておくよう要請していくという。

英国とフランスの「安定軍」戦略は、今週のパリにおける緊急会合の際に主要な欧州諸国の首脳に提示されていたという。同計画は、ロシアとの交渉を開始した後のトランプ氏が、停戦合意を締結した後すぐにウクライナ支援を止めるかもしれないとの懸念を背景に策定されたものだという。

ヘグセス米国防長官は、ウクライナにおけるどのような平和維持作戦の責任も、欧州とカナダが担うものだと発言していた。その中で、スターマー氏は、米国と欧州の間の「橋」となることを約束。同氏は、トランプ氏に対して、戦闘終結後にロシアの3回目の侵攻を予防することに関与し続けることは米国の利益であることを証明していくという。

この英仏計画によれば、ウクライナの町、港、そして現在の前線から遠く離れた原発などの重要インフラ施設に、欧州諸国が率いる兵力約3万人が展開されるという。

西側諸国の高官はテレグラフに対して、より多くの戦力を展開させる代わりに、同ミッションは「何が起きているかの完全な映像」を提供するインテリジェンス、偵察、調査航空機、無人機、衛生「技術的モニタリング」に頼っていくと述べたという。

関係者は、作戦は、ウクライナの領空を再び開くことができ、商業飛行を可能とするべく、「モニターを行い、そのような攻撃を撃退する」のに十分な火力で補強されていくと説明した。

海軍の偵察船もまた、商業航行ルートに対するロシアの脅威をモニターするために、黒海に派遣されるという。

テレグラフは、西側高官が策定している同計画はウクライナのゼレンシキー大統領が、和平合意署名のあり得る代償として要求している兵力20万人の強力な平和維持軍とは程遠いものだと指摘している。他方、ドイツ、スペイン、イタリアが軍の派遣に反対する中で、欧州によるウクライナの将来の確保のための選択肢は限定的に思えるとも指摘している。

パリにおける会合後、スターマー英首相は、そのような作戦は、ロシアの再侵攻を抑止する上で、「米国の支援」が必要だと述べている。

写真:ERA/UPG


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