
ウクライナ外務省、メローニ伊首相によるNATO第5条のウクライナ適用案を支持
ウクルインフォルム
ウクライナのティーヒー外務報道官は7日、同国外務省はイタリア政府と連絡を取り、メローニ伊首相による北大西洋条約機構(NATO)の第5条の集団的自衛権をNATOに加盟していないウクライナにも適用させる案の詳細を確認しているところだと発言した。
ティーヒー外務報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ティーヒー氏は、ウクライナは、同国に長期的な安全の保証の提供と、ウクライナのための安全の平和の保証一般の議論の一部として、メローニ伊首相の発言を歓迎すると発言した。
そして同氏は、「私たちは、その提案の具体的内容を明らかにするためにイタリア側パートナーと連絡を取っている。その提案は今、一般的な案として聞こえたものだ。私たちは、その話でより詳細かつより具体的に何を意味しているのかにつき理解したいと思っている」と指摘した。
さらに同氏は、ウクライナは実質的にすでにNATOの集団的安全保障の一部となっていると考えており、そのため「ウクライナのNATO統合に関する懸念や恐怖」は引き続き誇張だとみなしていると補足した。
これに先立ち、メローニ伊首相は6日、ウクライナのNATO加盟のない状態で、同国への安全の保証として、NATOの集団的安全保障を定める北大西洋条約第5条をウクライナに適用することを提案していた。