火力発電所破壊後もキーウ州の全ての自治体に送電継続
ウクルインフォルム
11日のロシア軍によるトリピッリャ火力発電所破壊後も、首都近郊のキーウ州では全ての自治体に送電が続けられている。
同日、クラウチェンコ・キーウ州軍行政府長官がフェイスブック・アカウントで報告した。
クラウチェンコ氏は、「ロシアの朝の攻撃の後も、キーウ州の全ての自治体が電力供給を受けている。現時点では、生活消費者への緊急停電はない。状況に緊急対応し、キーウ州の電力施設の1つの破損後すぐにネットワークを繋ぎ変えた電力事業者に感謝している。そのおかげで、全ての州民に電気がある」と伝えた。
同時に同氏は、キーウ州の住民に対して、節約して電力を消費するよう要請した。
これに先立ち、電力事業者「ツェントルエネルホ」社は、11日未明のロシア軍によるミサイル・無人機攻撃により、ウクライナ中部の主要な火力発電所「トリピッリャ火力発電所」が破壊され、同社は全ての発電能力を失ったと発表していた。