5月18日、ウクライナ全土で産業向けに計画停電導入へ
ウクルインフォルム
ウクライナの電力会社「ウクルエネルホ」は、5月18日は19時からウクライナ全土で産業消費者向け電力の供給制限を導入すると発表した。
ウクルエネルホ社がフェイスブック・アカウントで伝えた。
発表には、「ウクライナ全土で19時から24時まで、産業消費者向けの電力制限計画が実施される。生活消費者向けの制限は予想されていない」と書かれている。
また同社は、計画停電導入の理由は、3月22日以降のロシア軍のウクライナ電力システムに対する5回の攻撃の被害だとし、被害によりウクライナの発電所は以前のような発電はできないと伝えた。
なお、17日には、24時間、ルーマニア、スロバキア、ポーランド、ハンガリー、モルドバから、2万2489MW毎時の電力の輸入が予定されていた。
DTEK社は、5月17日はキーウ市、キーウ州、オデーサ州、ドニプロペトロウシク州、ドネツィク州で計画停電が実施されると発表していた。
これに先立ち、3月22日以降、ロシア軍によるウクライナのエネルギーシステムへの大規模攻撃により、ブルシュティン火力発電所、ラディジン火力発電所、ズミーウ火力発電所、トリピッリャ火力発電所、並びに水力発電所が破壊されていた。ウクライナ政府は、これにより8GWの発電能力が失われたと評価している。