キーウに小型熱電併給機設置へ
ボンダレンコ副市長が「キーウ24」局出演時に発言した。
ボンダレンコ史は、「首都が準備しているのは、厳しい冬、本当に厳しい冬に向けてのことだ。私たちは、最近の敵によるウクライナ電力システムへの攻撃が電力供給の制限を生み出していることを理解している。私たちは、キーウが島ではないことを理解している。私たちは、ウクライナの統一電力システムに依存しており、私たちのところでも制限は生じる。つまり、当然、首都は、何らかの形で少なくともその制限を可能な限り最小化するための準備をしている。現在、私たちは、首都の全くもって新しいエネルギーコンセプトについて話している。6つの小型熱電併給機だ」と発言した。
また同氏は、その6つの小型火力発電機は、約30万人のキーウ市民へと電力、熱、水を供給することが可能だと指摘した。その際同氏は、「ドナーの機材がすでにあり、ボイラーハウスの近代化の話もある」とも補足した。
さらに同氏は、同時に破壊・破損することが不可能な小型の発電源が多くなればなるほど、キーウは全面停電を回避しやすくなると指摘した。
加えて同氏は、「私たちは最初の6つの小型熱電併給機の話をしており、それらは(編集注:キーウ市内のドニプロ川)右岸と左岸に設置されていく。(中略)人が多いところ、率直に言えば、まずはベッドタウン(への設置)となる。その後は、複数の集合住宅、あるいは1つの住宅に1つ設置できるような個別ボイラーもある。私たちは今後考えていく。ヴィタリー・クリチコ(市長)がすでに関連の指示を出している。私たちは、集合住宅が個別ボイラー、個別発電機を設置できるようなプログラムについて考えている。つまり、大型発電施設にあまり依存しない、1週間24時間電気、熱、水を供給するような小型の空間となるわけだ」と発言した。
これに先立ち、キーウ市議会は26日、キーウ市への6つの小型熱電併給機の設置と熱供給・電気供給システムの変更を決定していた。