ハルキウ市長選、30の投票所で当選テレホウ候補に有利な不正の疑い確認=選挙監視団体
オポーラのハルキウ州コーディネーターを務めるミコラ・ジンチェンコ氏がウクルインフォルムの記者に伝えた。
ジンチェンコ氏は、「ホロドノヒルシキー地区の40の投票所のうちの30にて、投票結果プロトコルにおけるイーホル・テレホウ候補の票数がオポーラ監視員が以前に受け取ったデータより増えている。不一致数は、テレホウ氏に有利な形で合計で248票である」と説明した。
ジンチェンコ氏は、ハルキウ市の3つの地区の投票所にて、合計で600票以上の票数不一致の疑いが生じていると伝えた。
同氏は、オポーラは本件につき、警察に通報すると伝えた。
なお、4日、G7大使ウクライナ・サポート・グループは、ツイッター・アカウントにて、ハルキウ市長選挙を注視しているとコメントしつつ、「オポーラを含む、国内監視員がいかなる干渉も受けずに活動でき、法執行機関が、違反の報告を丁寧かつ適宜に捜査することが重要だ」と発表した。
G7 Ambassadors follow the Kharkiv mayoral election closely. It is important that domestic observers, including OPORA, work free from any interference and authorities investigate reported irregularities in a thorough and timely manner.
— G7AmbReformUA (@G7AmbReformUA) November 4, 2021
これに先立ち、10月31日、東部ハルキウ市の市長選挙が実施された。1日、市領域選挙管理委員会は、市長代行を務めていたイーホル・テレホウ氏が1回目投票で過半数(50.66%)の得票を得たことで当選したと発表していた。