ポロシェンコ大統領、マクロン仏大統領と会談 再選後にノルマンディ首脳会合開催が行われると発言
ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
マクロン仏大統領は、エリゼ宮殿の前でポロシェンコ大統領を迎えた。
会談後、ポロシェンコ大統領は、ウクライナの複数テレビ局に対して、会談結果についてコメントした。
大統領は、「私が今日、欧州の首脳たちとの協議で、最初に提示した問題は、ウクライナの平和の確立である。私は、近々、ノルマンディ・フォーマット(編集注:独仏宇露4国のウクライナ情勢協議フォーマット)のハイレベル会合を招集するとの確証を得た」と発言した。
また、ポロシェンコ大統領は、「マクロン仏大統領も言っていたが、プーチンが、ポロシェンコ大統領がウクライナ人の過半数の支持を得ると理解したら、ノルマンディ・フォーマットの可能性の窓が開ける。ノルマンディ・フォーマットの代替は現時点で存在しない。なぜなら、同フォーマットは欧州連合(EU)の全加盟国を代表しており、またアメリカ合衆国と明確に調整されているものだからである。私たちはその点を強調した。そして、明確に調整された行動により、ドンバスに平和を確立されるか、あるいは、5、6月にロシア連邦に対する制裁が延長あるいは強化されるのである。ロシアは、この全くもって内容のない戦争、全くもって内容のない侵略において、非常に高い代償を払っている。まさにそれが故に、私は、ドンバスに平和をもたらす条件を満たせるとの確信を有しているのである。それは、近い将来に実現できるかもしれない」と発言した。
また、大統領は、メルケル独首相とマクロン仏大統領との本日の会談は、ウクライナと大統領自身がEUの首脳の堅固な支持を得ていることを示すものであったと強調した。
大統領は、「ロシアは、ペトロ・ポロシェンコが決選投票には進めないだろうと期待して、様子を見ていた。ロシアは、現在は、ポロシェンコは再選せず、ロシアにとって、西側パートナー抜きで、テタテ(1対1)で、静かに、ロシア有利の条件で、実質的にウクライナの敗北となるような合意のできる、他の弱い候補が当選することを期待している。私は、何よりまず、ウクライナ人がそのようなことを認めないであろうと確信している」と発言した。