ミンスク3者協議:ウクライナ、兵力引き離し条件の「7日間停戦」を再喚起

ミンスク3者協議:ウクライナ、兵力引き離し条件の「7日間停戦」を再喚起

ウクルインフォルム
15日にベラルーシのミンスクにて開催された、ウクライナ・ロシア・欧州安保協力機構(OSCE)からなる三者コンタクト・グループ(TCG)の会合にて、ウクライナ側は、ゾロテーとペトリウシケの2地点での兵力等引き離しは、7日間連続の停戦という条件が満たされた場合のみであることを喚起した。

クチマTCGウクライナ代表のオリフェル報道官がフェイスブック・アカウントにて、同日のTCG会合の結果を報告した

オリフェル報道官は、「ドネツィク・ルハンシク両州一部地域(CADLR)違法武装集団は、ミンスク諸合意に違反して、ゾロテーとペトリウシケを含む、衝突ライン沿い全域にて、体系的に停戦違反を続けている。ゾロテーとペトリウシケは、2016年のTCGによる枠組み決定に従い、兵力・機器の引き離しが行われねばならない地点である。ウクライナ側は、その引き離しはこれらの地点にて停戦が7日間維持されるという条件が満たされた場合のみ可能となることを、明確に指摘した。CADLR違法武装集団は、ミンスク諸合意が定める義務に反して、衝突ラインから重火器を撤収させておらず、反対に前線に戦車や迫撃砲を配備している」と伝えた。

同報道官は、ウクライナ側はその他、カリミウシケ、ノヴォアゾウシク、サハンカ、クマチョヴォの非武装化が必要であり、これら4地点からは重火器が撤収されねばならないと主張したことを伝えた。

加えて、同日の会合では、OSCEウクライナ特別監視団(SMM)の、ウクライナ・ロシア間国境地点を含めたCADLR全域へのアクセスが違法武装集団により体系的に妨害されている問題が提起されたとあり、そのような妨害はミンスク諸合意への直接の違反であることが指摘されたと報告されている。

同報道官は、「ウクライナ側は、ミンスク諸合意の政治項目の履行は、次の項目が履行された場合のみ可能となることを強調した:偽集団『DPR/LPR』の解体完全な停戦ウクライナ領全域におけるOSCE/SMMの効果的監視の確保衝突ライン全域での兵力・機器の引き離しウクライナ中央選挙管理委員会・ウクライナの政党・マスメディア・外国監視員の活動保障ウクライナ・ロシア間国境のウクライナがコントロールできていない地点のコントロール確立ウクライナ国内法・国際法・ミンスク諸合意が定めるその他の項目の履行」と説明した。

同報道官は、TCG人道問題作業部会では、被拘束者解放の作業が行われたと伝えた。また、社会・経済問題作業部会では、CADLRにおけるロシアの通貨ルーブルの流通取り止め、奪取されたウクライナ国営・民間企業の返還、ウクライナ法にのっとったウクライナ国庫への税金の支払いの再開が再び拒否されたことを報告した。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-