大統領、クルーティの英雄記念碑に献花
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ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領など、ウクライナ政権幹部は29日、1918年にソヴィエト軍と交戦したウクライナ人民共和国の若い兵士たちを称えるクルーティ英雄記念碑に献花を行なった。
ゼレンシキー大統領の他、ラズムコウ最高会議議長、シュミハリ首相などが参加した。大統領府広報室が伝えた。
政権幹部は、キーウ(キエフ)市内のアスコリドヴァ墓地におけるクルーティ英雄の記念碑に献花し、黙祷を行なった。
ゼレンシキー大統領は、「現在も、100年前も、ウクライナにとっての脅威は同じである。国家の防衛社は、クルーティ近郊で戦いながら、本質的には、現在マルインカ(編集注:ウクライナ東部ドネツィク州)で軍人たちが実行している課題と同じことをしていたのだ。ただし、条件は異なる。私たちは、今当時より強い。私たちの夢は、当時と少し異なる。なぜなら、1918年、先祖たちが考えられなかったことよりも、さらに多くのものをすでに私たちは手にしているからだ」と発言した。
大統領は、政治的対立の中でも、名誉と真心を忘れないよう、ウクライナの人々が、当時も今も、クルーティ近郊やドンバスにて、自らの国を守っていることを忘れないようにと呼びかけた。
クルーティの戦いとは、1918年1月29日、クルーティ鉄道駅近郊にて起きた戦闘を指す。ウクライナ側の兵力は約1000名で、キーウ軍事学校などの学生などから構成されていた。これに対して、ロシア・ボリシェヴィキ軍は、約6000人の兵力でウクライナ側へ侵攻。双方は、クルーティ近郊にて交戦した。
写真:大統領府