ジョージア、クリミアにおける露国家院選挙の実施を認めないと発表
ウクルインフォルム
ジョージア外務省は、被占領下ウクライナ領クリミアにおけるロシア国家院選挙の実施を認めないと発表した。
21日、ジョージア外務省が声明を発出した。
声明には、「ジョージア外務省は、クリミア自治共和国とセヴァストーポリ市の併合を非難しており、国際法の基本的規範とウクライナ国内法の著しい侵害である2021年9月17〜19日のロシア連邦によりその地で組織された議会選挙を認めない」と欠かれている。
ジョージア外務省はまた、ウクライナの国際的に認められた国境内での主権と領土一体性への堅固な支持を確認した。
なお、同国外務省は、ロシアにより被占領下にあるジョージア領のアブハジア及び南オセチアにおけるロシア国家院選挙の実施に関しても非難している。
なお、ロシアでは、9月17日から19日にかけて国家院選挙の投票が行われた。
ウクライナ外務省は、この国家院選挙が被占領下ウクライナ南部クリミアでも違法に組織されていること、またウクライナ東部ドネツィク・ルハンシク両州一部被占領地の住民が強制的に選挙に参加させられていることに対して、強い抗議の意を表明している。
ウクライナの国家安全保障国防会議(NSDC)は、一時的被占領下ウクライナ領クリミア・ドンバスにおけるロシア連邦国家院選挙の組織・実施に関わった人物に対して制裁を発動する決定を採択している。
ウクライナ最高会議(国会)は22日、9月17日〜19日に投票が行われたロシア国家院選挙を違法とみなす決議声明を採択した。
欧州連合(EU)や米英トルコなどは、ロシア連邦が同国下院選挙を被占領下ウクライナ領クリミアでも実施したことや、その他野党勢力への攻撃などを批判している。