EU、NATO、G7は更なる露の対ウクライナ侵攻の場合の多大な結果で一致=独外相
ベーアボック独外相がベルリンを訪問したブリンケン米国務長官との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ベーアボック氏は、「私たちはロシアに対して、速やかに沈静化の行動を取るよう呼びかけている。どのような更なる攻撃的な行動も振る舞いも、深刻な結果をもたらす」と発言した。
同氏はまた、欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)及びG7は、ロシアによるウクライナに対するどのような更なる攻撃的行為も「政治的、経済的、戦略的に多大な結果をもたらす」ことで一致していると強調した。さらに同氏は、その制裁は「最大限効果的」なものでなければならないと発言し、それは「エネルギー問題」にも関わることを示唆した。
同時に同氏は、危機からの脱出は対話を通じた政治的手段でのみ見つけ出されなければならないと指摘し、「私たちは、それに向けた準備を、過去数日、数週間、様々なレベル、様々なフォーマットで示した。残念ながら、ロシア連邦の振る舞いが示していることは、彼らが別の言語で話し続けていることであり、特別な懸念を呼び起こす行動を行っていることだ」とし、ベラルーシへのロシア軍の派遣とウクライナと隣接した国境周辺地域での共同軍事演習の実施を例として挙げた。
ベーアボック氏はまた、独仏宇露4国からなるノルマンディ・フォーマットの対話フォーマットとしての重要性を挙げ、「私たちは、フランスとともに、特にルドリアン氏(仏外相)とともに、そのフォーマットを生き返らせるためにあらゆることを行う。それが提案する可能性は、私とルドリアン氏が少し後で分析することになる。私たちのウクライナへの共同訪問の際にだ」と指摘した。
なお、20日、ブリンケン米国務長官は、ベルリンを訪問し、独首脳陣と協議を行った他、大西洋4国(米英独仏)フォーマットでの外相会談を実施した。
ブリンケン氏は、21日にはジュネーブにてラヴロフ露外相と会談する予定。