ゼレンシキー宇大統領とバイデン米大統領、電話会談を実施

ゼレンシキー宇大統領とバイデン米大統領、電話会談を実施

ウクルインフォルム
27日、ゼレンシキー・ウクライナ大統領とバイデン米大統領は、電話会談を行い、現在の緊迫する治安情勢の緩和に向けた外交上の努力などにつき協議を行った。

米ホワイトハウス広報室が電話会談結果を公表した

発表によれば、バイデン米大統領は、ロシアがウクライナへ更に侵攻した場合、米国は同盟国・パートナー国とともに断固として対応する準備があることを再確認した。

バイデン氏はまた、米国がウクライナの主権と領土一体性にコミットしていることを強調した他、ウクライナに対し、過去1年で開発・人道支援に5億ドル以上拠出してきたことを指摘し、ロシアの軍備増強による威圧が続く中、さらにウクライナへの追加的マクロ経済支援を検討していると伝えた。

加えてバイデン氏は、在ウクライナ米大使館職員家族のウクライナからの出国につき、その後も米大使館は開館しており、完全に機能していると発言した。

両首脳は、欧州安全保障に関する調整された外交的努力につき協議し、「ウクライナ抜きでウクライナについては何も(編集注:決定しない)」という原則を強調した。

バイデン氏は、独仏宇露4国からなるノルマンディ・フォーマットの紛争解決努力に対する米国の支持を伝え、1月26日(編集注:のノルマンディ・フォーマット首脳補佐官級会合の際)に当事者が2020年7月の停戦条件へ再コミットしたことが、緊張緩和やミンスク諸合意の履行進展に役立つことを期待すると表明した。

また、ゼレンシキー大統領も、ツイッター・アカウントにて同電話会談につき報告した

ゼレンシキー氏は、「バイデン大統領と長い電話会談を行った。私たちは、緊張緩和のための最近の外交努力を協議し、未来のための共同の行動につき合意した」と伝えた。

またゼレンシキー氏は、バイデン氏に対して、継続する軍事支援につき謝意を伝えた。

同氏はさらにウクライナへの財政支援の可能性についても協議したことを報告した。

写真:ウクライナ大統領府


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