クレーバ宇外相、ウクライナ、ポーランド、英国の新フォーマットにつき説明
クレーバ外相がフェイスブック・アカウントにて新フォーマットの説明を行った。
クレーバ外相は、「ウクライナ・ポーランド・英国の新しいミニ連合に関する情報は、数日前に公的空間に漏れ出てしまい、それは活発かつ急速に拡散している。少しはっきりさせる時が来ているのだろう」と書き込んだ。
同氏は、そのような3国協力は、昨年ウクライナが主導したものだとし、トラス英外相とラウ・ポーランド外相に対して、同提案に積極的に反応してくれたことにつき謝意を伝えた。
その上で同氏は、この3国協力フォーマットは、小さな連合を作るという、ウクライナの活発な外政戦略の一部であると説明し、「私たちは、EUやNATOに加盟する日まで、安全や繁栄を待つことはできない。安定と繁栄は今必要なのだ。そのため、私たちは、今日実質的な強化を得ようとしており、小さな連合にて友好国、同志国をまとめている。私たちは、安全と繁栄の帯を作り出し、バルト・黒海軸を強化している。そのようにして、ポーランドとリトアニアとのルブリン・トライアングル、トルコとのクアドリガ(編集注:2+2フォーマット)、ジョージアとモルドバとの連合トリオが現れた。それら全て、うまく発展しており、重みを増し、現在ウクライナに具体的な利益をもたらしている」と指摘した。
同氏は、今回の新フォーマットは、地理とは結びついておらず、原則を共有し、安全保障を強化し、貿易を発展し、具体的な行動を行う準備のある国の集まりを示すものだと発言した。
そして、同氏は、「ワルシャワ、キーウ(キエフ)、ロンドンは、欧州に対する安全保障上の脅威の現実的認識とロシア連邦からの挑戦への対抗戦略のみを有しているのではなく、貿易、投資、再生可能エネルギーをはじめとするエネルギーの分野での三者協力の大きな潜在力も有している。大西洋、バルト海、黒海の努力をまとめながら、私たちは、私たちの国、地域全体にとっての新しい可能性を作り出している」と発言した。
同時に同氏は、この新しいフォーマットの設置の正式な発表は、3国の外相が2月2日に行う予定だったが、「残念なことに、彼女(トラス英外相)がCOVID-19に感染してしまったので、私たちは、その発表を後日に延期する。しかしながら、その間私たちのチームは、腕を組んで座っているのではなく、新しいフォーマットを研ぎ澄ませ続ける」と発言した。
これに先立ち、21日、トラス英外相は、英国、ポーランド、ウクライナによる3国同盟創設案を検討していることを明かしていた。