カナダ下院、1944年のソ連によるクリミア・タタール全民族追放をジェノサイドと認定
ウクルインフォルム
カナダ下院は18日、1944年にソ連政権によるクリミア半島からクリミア・タタール民族全体を中央アジアに追放した政策をジェノサイドと認定した。
コヴァリウ駐カナダ・ウクライナ大使がフェイスブック・アカウントにて伝えた。
コヴァリウ大使は、カナダ下院は同決議を満場一致で採択したと伝えた。
同氏は、「カナダ下院は、1944年のソ連政権によるクリミア・タタール人の大規模追放をジェノサイド行為と認める決議を満場一致で採択した。今後、毎年5月18日は、クリミア・タタール人追放記憶の日(Crimean Tatar Deportation (“Sürgünlik”) Memorial Day)として記念される」と書き込んだ。
また、クリミア・タタール系のウメロフ・ウクライナ最高会議(国会)議員もツイッター・アカウントにて、今回の認定を報告している。
⚡️⚡️Canadian Parliament unanimously adopts a resolution recognizing the deportation of Crimean Tatar People as a genocide. Thank you 🇨🇦!
— Rustem Umerov (@rustem_umerov) May 18, 2022
なお、ウクライナでは5月18日は、1944年のソ連政権によるクリミア・タタール民族全体のクリミアからの追放の犠牲者を追悼する、「クリミア・タタール民族虐殺犠牲者追悼日」と定められている。同日、ゼレンシキー宇大統領はじめ政権関係者や文化人が関連のコメントを発表していた。