ゼレンシキー宇大統領、安保会議による大富豪登録決定を発効
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は29日、国家安全保障国防会議(NSDC)による、国内オリガルヒ(大富豪)登録、作成手続き、運用に関する決定を発効させる大統領令に署名した。
29日付の関連大統領令が公開された。
大統領令には、「2022年6月29日付『社会生活に著しい経済的・政治的重みを持つ人物の登録、その作成手続き、運用に関する規制の確定』NSDC決定を発効させる」と書かれている。
NSDCの決定には、オリガルヒ登録の作成と運用の仕方が書かれている。NSDC事務局に本件担当の機構が作られ、登録は電子形式で運用される。
また、オリガルヒに関する情報の登録手続きも書かれており、オリガルヒと認定された人物のその認定根拠、名前、生年月日、生誕地、特定情報などが掲載されるという。
これに先立ち、2021年9月23日、ウクライナ最高会議(国会)は、大富豪(オリガルヒ)を定義し、その脅威への対策を取る「社会生活において著しい経済的あるいは政治的重みを持つ人物(オリガルヒ)の過剰な影響と関係する国家安全保障への脅威防止」法を第二読解にて賛成多数で採択していた。
同採択を受け、ゼレンシキー大統領は、同法は、大型ビジネスと国家の間に文明的で清い関係を築くチャンスを与えるものだと発言していた。