ウクライナとイタリアの外相、宇への武器供与を批判する勢力にコメント

ウクライナとイタリアの外相、宇への武器供与を批判する勢力にコメント

ウクルインフォルム
ウクライナのクレーバ外相とイタリアのディ・マイオ外相は25日、ウクライナへの武器供与とロシアに対する制裁に関するイタリアの政党や活動家の批判的発言に返答した。

クレーバ宇外相とキーウを訪問したディ・マイオ伊外相が共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ディ・マイオ伊外相は、「ロシアの対ウクライナ侵攻は、『あなたはどちらの側にいるのか』という質問を呈した。何かしらの中間の立場というものはないのだ。あなたがウクライナを支持したいのであれば、ウクライナの抵抗、ウクライナへの財政・防衛支援の提供を支持するものだ」と発言した。

ディ・マイオ氏はまた、ロシアはプロパガンダにより、人々に、対露制裁がエネルギー価格の高騰の原因だと信じさせようとしていると指摘しつつ、「しかし、私たちは、ロシアが欧州をガス問題で脅迫していることを理解している。だからこそ、私たちは一体となった欧州とともに、ガス価格制限の施行、供給源多様化をめぐって闘っているのだ」と発言した。

さらに同氏は、イタリアの批判的勢力の発言が単なる言葉に過ぎないものであることを期待しているとし、「自由の側と専制政治の側に同時に存在することはできない」のだと説明し、また「私たちは、イタリア政府として、自由の側にいることを決めた」と強調した。

クレーバ宇外相は、ウクライナへの武器供与に反対する者たちは、たとえどんな論拠を持ち出そうとも、実際には悪が善に勝つこと、ロシアがウクライナに勝つことを支持しているのだと強調した。

クレーバ氏は、「率直に言うべきだ」とし、ウクライナへの武器供与の批判のための様々な論拠を持ち出している者たちは、実際には「ウクライナに武器をあげるな、ロシアをできるだけ早く勝たせてしまえ。ウクライナ人がどれだけ死のうが関係ないし、どれだけの人が拷問されようが、強姦されようが、どれだけの町が破壊されようが関係ない。私たちは、ロシアが勝って欲しいし、私たちはその(ロシアの)勝利の後に生じる新しい現実を受け入れる準備がある」と主張しているのだと指摘した。

さらに同氏は、この件でそのような人々に果てしない議論をさせるのを許してはならないとし、前述の彼らの(ロシアの勝利を望んでいるという)本心を口にさせるべきだと発言した。

なお、25日、ディ・マイオ伊外相がキーウを訪問した。同外相は、クレーバ宇外相の他、ゼレンシキー宇大統領とも会談した。

ディ・マイオ氏は、6月に所属していた政党「五つ星運動」が対ウクライナ支援決議を支持しなかったことから、抗議の意を示すために、同党を離脱していた。


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