米国のブリンケン国務長官は29日、ロシア占領政権による一時的被占領下ウクライナ領クリミアの先住民クリミア・タタール人への迫害を強く非難し、ロシアに対して全ての政治囚を解放するよう呼びかけた。
ブリンケン国務長官がソーシャルメディア「X」アカウントに書き込んだ。
ブリンケン氏は、「米国は、ロシア占領政権によるクリミア・タタール人への、新たな大規模逮捕と拘束の波を含む、長引く迫害を強く非難する。ロシアは、クリミア・タタール人への迫害とウクライナの占領を終わらせ、全ての政治囚を解放せねばならない」と伝えた。
これに先立ち、24日、一時的被占領下ウクライナ領クリミアのバフチサライ地区にて、ロシア占領政権治安機関職員がクリミア・タタール人の自宅に家宅捜索を実施し、その後、6名の住民に対して、あたかも「イスラム解放党」と関連があるなどとの嫌疑をかけて、拘束していた。