ウクライナの「平和サミット」、6月15、16日にスイスで開催へ
ウクルインフォルム
スイス政府は、今年の6月15、16日に、ロシアからの全面侵略を受けるウクライナの平和達成を目指す「平和サミット」を主催する。
ロイター通信がスイス政府(連邦参事会)の声明をもとに発表した。
スイスの声明には、「現在、和平プロセスを開始するためのハイレベルの会議への十分な国際的支持がある」と書かれている。
この「平和サミット」は、6月15、16日の2日間、ルツェルン郊外のニドヴァルデン準州ビュルゲンシュトック・リゾートで開催されるという。サミットの目的は、ウクライナにおける包括的かつ永続する平和に有利な枠組みを作ることと、「ロシアが和平プロセスに参加するための具体的なロードマップを作ること」だと説明されている。
スイス政府は、参加者の完全なリストを公開していない。
また、ロシア政権関係者は、スイスにおける協議には参加していないと表明している。
これに先立ち、今年1月15日、ゼレンシキー大統領は、アムヘルト・スイス大統領との間で、スイスにて「グローバル平和サミット」を開催する準備を開始することで合意していた。
ウクライナのゼレンシキー大統領は3月20日、「ルールに基づいた国際秩序」を重んじる世界の国々に対して、ウクライナがスイスとともに準備している「グローバル平和サミット」に招待している。
ウクライナは、現在のロシア・ウクライナ戦争の和平案として10項目からなる「平和の公式」を推進している。「グローバル平和サミット」は、同案の実現に向けた将来の首脳会談のこと。