スロバキア首相の過ちは欧州ではなくモスクワに賭けたこと=ゼレンシキー宇大統領

スロバキア首相の過ちは欧州ではなくモスクワに賭けたこと=ゼレンシキー宇大統領

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、同国はスロバキアがロシア産天然ガス断念に適応する間の同国国民への支援を提案してきたが、フィツォ・スロバキア首相は自国や欧州ではなく、モスクワに賭けたのだと指摘した。

ゼレンシキー大統領がXアカウントにウクライナ語とスロバキア語でコメントした

ゼレンシキー氏は、「フィツォ・スロバキア首相がベトナムの豪華なホテルでの休暇からともあれ戻ってきて、今はブラチスラヴァにいるというのは、良いことだ。多分。彼個人にとって、贅沢を堪能する代わりに、自らの過ちを正そうとすることは容易でないことであろう」と指摘した。

また同氏は、自身のモスクワとの影のスキームが際限なく続くことを期待したことがフィツォ氏の明らかな過ちだったと主張した。

そして同氏は、「私たちは、ロシアからの天然ガス輸送の不在に適応する間、スロバキアの人々を支援することを提案したのだが、フィツォ氏自身が高慢にそれを拒否したのだ」と喚起した。

さらに同氏は、欧州の多くの人がフィツォ氏に対して、何もせずに待っているだけではいけないと警告してきたと述べ、現在フィツォ氏は宣伝、嘘、大声での非難でもって、自らの責任を他人に転嫁しようとしていると指摘した。

その上で同氏は、「しかし、問題は、彼が自国や統一欧州や常識ではなく、モスクワに賭けたことが問題なのだ。それは、初めから彼の負ける賭けだった」と強調し、その上で欧州へのエネルギー供給源のさらなる多元化、欧州委員会との協力、トランプ米次期大統領による米国の天然ガスの欧州への供給増が、欧州のいくつかの政治家の近視眼的姿勢により生じた問題の克服に役立つことへの期待を表明した。

なお、欧州連合(EU)においてクレムリンの数少ない同盟者の1人であるスロバキアのフィツォ首相は、2023年に政権に返り咲いてから、ロシアとの接近してきた人物。これに先立ち、フィツォ氏は、1月10日にスロバキア議会にて、自身がプーチン氏と会った際に、プーチン氏がスロバキアのための天然ガス供給を保証したとし、モスクワは信頼できる天然ガス供給国だと発言していた。

フィツォ氏は、昨年12月22日にモスクワを訪問し、プーチン氏と会談。同訪問は、2022年2月にロシアがウクライナへと全面侵攻を始めてから、EU加盟国の首脳による3回目の同国訪問となった。

1月2日、フィツォ氏は、スロバキア政府はウクライナがロシアの天然ガスの自国を通じたスロバキアへの輸送を停止したことを受け、ウクライナの行動への対応措置を協議していくと発言していた。

昨年12月19日、ゼレンシキー宇大統領は、ウクライナは、それがロシア産の天然ガスでないならば、ウクライナは自国を通じて欧州の国々へと天然ガスを輸送する準備があると表明していた。

写真:CBN


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