プーチン氏はトランプ氏と会うかもしれないが、彼は和平交渉に関心はない=仏専門家

プーチン氏はトランプ氏と会うかもしれないが、彼は和平交渉に関心はない=仏専門家

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フランスの専門家ブルーノ・テルトレ氏は、ロシアのプーチン氏は米国のトランプ次期大統領と会談するかもしれないが、真の交渉には関心がないとし、今後半年間でのロシア・ウクライナ戦争の終結、和平合意の可能性は高くないと評価している。

仏戦略研究財団の副理事長を務めるテルトレ氏がフランスTVにコメントした

テルトレ氏は、「何よりまず、今日プーチン氏は真の交渉に関心がない。ドナルド・トランプ氏が選出されてから、ロシアから、モスクワに交渉の準備があることを示すシグナルは一切ない。出されている全てのシグナルは、本質的にソ連的な手段であり、私の物は私の物、お前の物は議論対象、というものだ。現時点では、速やかな交渉開始について話すことは一切何もない」と主張した。

同時に同氏は、ウクライナ大統領の立場は明確だとし、「ウクライナ側からは、私たちは、トランプ氏選出を受け入れ、『私は(編集注:交渉へ)向かい、彼と話す準備がある』と述べるヴォロディーミル・ゼレンシキー氏を見ているが、彼のそれはかなり賢明なものだ。彼は、ウクライナにとって交渉において重要なことを声に出して述べている」と発言した。

加えて同氏は、プーチン氏とトランプ氏の最初の会談がウクライナにおける平和の条件に関する真の協議の開始を意味するわけではないとも指摘した。その際同氏は、「会談が行われたとしても、それもすぐには生じない。なぜか? なぜなら、彼らが、互いをほぼ文字通り『嗅ぎ分ける』必要のある2人の男性だからだ。現時点で、私は、今後6か月の間に、長期的停戦を目的とする真の協議が生じる蓋然性は50%未満だと評価している」と予想した。

同氏はまた、現在のトランプ氏とプーチン氏と、前回一対一で会談した時の両者の間には、大きな違いがあるとも指摘した。同氏は、「完全な非対称性がある。彼らはもはや2017〜2018年の2人ではない。ヘルシンキにおける彼らの会談がどのようなものだったか覚えているだろうか。1つの部屋で2時間過ごした後、トランプ氏は目に見えて弱り、ロシアが米国の選挙に介入したことはないという事実を含めて、あらゆることでプーチン氏に同意して出てきた。今、私たちは、理想的な形で選出され、経験を積み、はるかに自信に満ちたトランプ氏を得ている。大きな問題は、トランプ氏が最終的にプーチン氏に圧力をかけたがるかどうかである」と説明した。

写真:Causeur/Hannah Assouline


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