
ゼレンシキー宇大統領、ムハンマド・サウジ皇太子と会談
11日、ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した。
ゼレンシキー氏は、「ムハンマド・サウジアラビア王国皇太子との良い会談を行った。国際情勢への賢明な視点とウクライナへの支援に感謝している。ウクライナの将来に関する確信の言葉を聞けたことが非常に重要だった」と発言した。
同氏によれば、双方は二国間関係やその他のパートナー国との関係などのあらゆる基本的な議題について協議したという。またゼレンシキー氏は、ムハンマド氏の公正な平和を近付ける支援に謝意を伝えたとし、「サウジアラビアは外交のための非常に重要な場を提供してくれており、私たちはそれを評価している」と指摘した。
さらに同氏は、「ウクライナのチームは、3月11日の米国のチームとの作業のためにジッダに残る。そして私たちは、実際的な結果に期待している。会談でのウクライナの立場は全くもって建設的なものとなる」と伝えた。

同氏はその他、ムハンマド皇太子と戦争を終わらせ、平和を信頼のできる永続的なものとすることのできる措置と条件につき非常に詳細に協議したと伝えた。
その際同氏は、「私は特に被拘束者の解放と児童の帰還につき強調した。それらは、外交的努力への信頼の回復のための重要な措置となる可能性がある」と訴えた。
また安全の保障のフォーマットも多く話し合われたという。
そして同氏は、「私たちは、サウジアラビアがウクライナとの経済協力を発展させ、投資する準備があることを評価している。私たちは、安全保障、エネルギー、インフラをはじめとする投資のための重要部門について話し合った。私たちは、経済発展とウクライナ復興による連携の可能性を同じように見ている」と伝えた。

同氏はさらに、ムハンマド氏がサウジアラビアの野心的な経済戦略につき話したとし、ウクライナはパートナーたちの成功を祈念していると書き込んだ。
その上で同氏は、「私たちは協力の準備がある。私たちは、両国と地域の連携は力を私たちの国民にも世界中にも力を加えると確信している」と総括した。
なお、3月11日、ウクライナと米国の政権チームがサウジアラビアのジッダで会談を行う。
写真:大統領府