
停戦はその管理が重要=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「ウクライナ代表団からサウジアラビアでの米国代表者との会談について詳細な報告を受けた。協議の流れ、重要な側面についてだ。対話が最大限建設的だったことが良かった。ウクライナは、平和へと迅速に進むつもりであり、私たちは、信頼できる永続的で尊厳ある平和のためにあらゆる機会を作り出すべく、自らの作業を実行する準備がある。両国チームはよくやった。防衛支援とインテリジェンス支援は再開された」と報告した。
また同氏は、ウクライナ代表団は米国側にウクライナの原則的な立場を伝えたと指摘した。
その際同氏は、「ウクライナは空と海の停戦の準備があったが、しかし、米国側は陸の停戦も提案した。ウクライナはその提案を受け入れている。重要な問題は、(編集注:停戦の)管理であるが、私たちは米国側が管理の技術的側面を組織する準備を示していることに感謝している」と発言した(編集注:ウクライナ側は以前は、陸の停戦はその監視が難しいために、まずは監視の容易な海と空の停戦のみから始めるべきと主張していた)。
さらに同氏は、ジッダでは安全の保証において必要なことや、欧州パートナー国との連携、今後の共同の行動についても協議したと伝えた。
同氏はその際、「残念ながら、すでに24時間、世界はロシアによる提案に関する中身のある返答を聞いていない。そして、それは改めて、ロシアこそが戦争を継続したがっており、和平実現を最大限先延ばし使用としていることを認めるものである。私たちは、米国が、ロシアを戦争終結に追いやるのに十分な圧力をかけることを期待している」と強調した。
また同氏は、ウクライナは今後も米国、欧州、世界のその他の地域の平和実現を支援したがっている全てのパートナーと一緒に建設的に作業する準備があると伝えた。
最後に同氏は、サウジアラビアとムハンマド同国皇太子に対して、両国代表団の作業のための場を組織してくれたことにつき謝意を伝えた。
これに先立ち、12日、ウクライナのシビハ外相は、ジッダでの宇米協議で30日間停戦の意向に合意した現在、次の具体的な行動は交渉チームを編成することだとし、ウクライナ側からは「あり得る一時的停戦のパラメーター策定の具体的作業を行う」チームを組む用意があると述べていた。