
ウメロウ宇国防相、リヤドでのウクライナ米国協議の5つの重要な結果を説明
ウメロウ国防相がフェイスブック・アカウントに書き込んだ。
ウメロウ氏は、「ウクライナと米国はリヤドで二国間技術的協議を実施。協議は、エネルギーインフラと重要インフラの安全、黒海の安全な航行、さらに被拘束者と児童の解放と返還に注意が向けられた。私たちは、ウクライナ大統領の課題を遂行するために、私たちの国にとっての公正な平和の接近と安全の保証のために作業を続けている。この会合は、ジッダにおける米国との成功裡の協議の論理的延長である。ウクライナ人以上に公正な平和を望んでいる者はおらず、私たちの立場は、公正で透明で一貫したものであり続けている」と書き込んだ。
同氏はまた、今回の会談の5つの重要な結果を指摘した。同氏は1つ目として、全ての当事者が黒海における安全な航行を確保し、武力行使を止め、商業船舶を軍事目的で使用することを防止することで合意したと報告した。
その際同氏は、「ウクライナ側は、ロシアによる自らの艦船が黒海東方の外へと移動した場合、それをこの合意の精神への違反とみなし、黒海の航行の自由確保の義務への違反、ウクライナの国家安全保障への脅威とみなしていく。その場合、ウクライナは、自衛権の行使の完全な権利を有していく」と指摘した。
また同氏は、当事者は、ウクライナとロシアのエネルギーインフラへの攻撃の完全禁止に関する大統領の合意を実施することで合意したと伝えた。さらに、同氏は、当事者は、エネルギー合意と海洋合意の実現を支援するために第三国が閑居することを歓迎すると伝えた。
4つ目として、同氏は、全ての当事者は、持続可能かつ永続的な和平に向けて引き続き作業していくと報告した。5つ目として、同氏は、米国が戦争捕虜の交換、民間人被拘束者の解放、連れ去られたウクライナ児童の返還の実現を促す支援を行うことを確認したと伝えた。
そして同氏は、合意の効果的な実施のためには、合意の実現、監視、コントロールの全ての詳細と技術的側面の合意のために追加的な技術的協議をできるだけ早く実施することが重要だと強調した。
これに先立ち、ホワイトハウスは、米国とウクライナが黒海における安全な航行、武力行使の排除、軍事目的のための商業船舶の使用を防止することで合意したと発表していた。同時にホワイトハウスは同日、米露間政権代表団協議の結果としても、今次の米宇間の発表と類似の内容の合意を発表していた。