ウクライナ風の着物のお披露目 東京オリンピックに向けて加賀友禅作家が制作
ウクルインフォルム
2020年の東京オリンピックに向けて始まった「キモノプロジェクト」の一環でウクライナ風の着物が制作された。
23日、在日ウクライナ大使館が公式ウェブサイトで伝えた。
ウェブサイトには、「12月23日、イーホル・ハルチェンコ駐日ウクライナ大使の配偶者マリーナ夫人がこのウクライナ風着物をお披露目した。マリーナ夫人はこの着物を着て、大使とともに、天皇陛下誕生日に合わせて皇居で開催された祝賀レセプションに出席した」と書かれている。
大使館発表によれば、この加賀友禅の着物にウクライナの象徴を描いたのは金沢市伝統工芸士の太田正伸さん。世界のそれぞれの国のモチーフを使って着物作りをするというImagine OneWorldキモノプロジェクトの一環で制作されたものだとのこと。ウクライナの着物には、ウクライナらしさを伝えるモチーフとして、ひまわり、ピサンカ(イースターエッグ)、コウノトリ、約1000年前の国キーウ・ルーシ時代のヴォロディーミル聖公の像が描かれている。イーホル・ハルチェンコ大使は、10月30日に太田さんのもとを訪れたとのこと。
ハルチェンコ大使は、今回の着物についてこうコメントする。「この着物は、世界で一つだけのユニークな着物です。日本とウクライナの文化の統合を具現化した芸術作品なのです。この着物は、ウクライナ・日本間の友情を真に象徴するものでしょう。そして、今年の天皇誕生日祝賀レセプションが、現在の天皇陛下を祝福する最後の機会であることも重要です。」