昨年の首都キーウの外国人観光客訪問数は、190万人
ウクルインフォルム
2018年のウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪れた外国人観光客は約190万人、国内からの観光客は約300万人であった。
29日、キーウ市議会予算・社会経済発展委員会のアンドリー・スタンニコウ委員長が会議時に報告した。キーウ市議会が伝えた。
委員長は、2018年には190万人の外国人訪問客と300万人の国内観光客がキーウを訪問し、合計では、2017年よりも80万人多く、観光収入は3290万フリヴニャであり、2016年の約2倍に増えていると伝えた。これにつき、同委員長は、キーウ市が安全で優れたサービスと安価な食事というイメージのプロモーションを正しく行なった結果だと説明した。
とりわけ、キーウ市では、2018年を通じて、観光分野の競争力を高めることと観光客へのサービスの質の向上を目的とした諸方策が取られたと説明された。具体的には、「アンドリー坂の小道」という新しい観光ルートが作られ、そのルートのあちこちで、猫の絵とQRコードの描かれた石畳があり、その場所の説明が得られるような工夫が導入された。
また、キーウ市観光ポータルサイト「visitkyiv.travel」が刷新され、ロシア語、ドイツ語、英語、中国語でも閲覧が可能となった他、検索サイトやソーシャルメディアでのアクセスのしやすさへの工夫がなされたことが報告されている。
その他、緊急時の連絡手段や法的支援のための諸方策が行われ、例えば、外国人が首都訪問時の安全な旅行について情報を得られるブックレット「Kyiv Safe & Nice」が2万5000冊印刷されたとのこと。
また、キーウ市議会は、2019〜2021年観光発展プログラムを採択したことも報告された。