クリミア「裁判所」、拘束したクリミア・タタール人を5月15日まで逮捕判決
ウクルインフォルム
被占領下クリミアの「裁判所」は、ロシア連邦保安庁(FSB)が拘束したクリミア・タタール人活動家のライム・アイヴァゾウ氏を5月15日まで拘束する判決を下した。
19日、市民団体「クリミアの連帯」がアイヴァゾウさんの母親ゾリ・アイヴァゾヴァさんが判決を説明する動画をフェイスブックに掲載した。
アイヴァゾヴァさんは、「彼は、5月15日までの27日間拘束されることになった」と伝えた。
また、活動家のマルレン・ムスタファエフさんは、クリミアの「政権」は、市民団体「クリミアの連帯」を破壊しようと試みていると指摘した。同氏は、「ライムは、クリミア・タタール人関係の公判を訪れ、露ロストフやシンフェローポリにて懲役刑を受ける政治囚に物資を渡す活動をしていた。私は、ライムの逮捕は、彼の市民としての積極的立場に関係していると思うし、クリミア・タタール人活動家の市民からのサポートを破壊しようとしているのだと思う」と発言した。
これに先立ち、4月17日、ウクライナ南部のヘルソン州とクリミアの間の行政境界線の通過検問地点で、クリミア・タタール人活動家のライム・アイヴァゾウさんがロシアのFSB国境警備隊員に拘束されていた。同氏に対しては、テロ組織への関与の容疑で捜査が開始されていた。