ウクライナ各地で尊厳革命の開始を記念する集会開催
キーウ市内では、「降伏抵抗運動」が集会を運営していた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
集会は、平穏に行われた。警察と国家警護隊が警備にあたっていた。英雄天国の戦士通りには、警察車両と救急車が複数台待機していた。独立広場には、赤十字代表者が数十名待機していた。
独立広場での集会の様子(写真:ヴォロディーミル・タラソウ)
独立広場に設置されたステージでは、市民活動家、宗教関係者、スヴャトスラウ・ヴァカルチューク声党党首、ソフィヤ・フェディナ欧州連帯党最高会議議員、イーホル・マズール反テロ作戦退役兵、ルスラン・コシュリンシキー自由党党員などが演説を行っていた。
集会には、その他、自由党のオレフ・チャフニボク氏が見られた他、自由党のシンボルを持つ人物が複数見られたが、その後これら政党を示すシンボルは撤去されていた。これは、運営者が開催前に、同集会に政党のシンボルを持ち込まないように呼びかけていたことによる。
独立広場には、数百名の人々が集まっており、しばしばウクライナ国旗を持ってくる人の姿が見られた。
午後8時55分頃、参加者の一部が花火に点火していた。
集会の終わりには、二人組み歌手の「テリリューク:セストリ」が演奏を行った。その後、集会参加者は、手にろうそくやライトを持って、ウクライナ独立のために亡くなった人々への冥福を捧げた。その後、人々は、英雄天国の戦士通り方面へ移動し、その後大統領府方面へ向かった。集会はそこで終了した。
この他、リヴィウ、オデーサ、ドニプロ、ザポリッジャ、ヘルソンなど、国内各地で同様のイベントが開催された。
ドニプロでの行事の様子(写真:ミコラ・ムヤシコウ)
リヴィウでの行事の様子(写真:オレーナ・ミコライェヴィチ)
ヘルソンでの行事の様子(写真:イリーナ・スタロセレツ)
ウクライナでは、11月21日は、2004年の「オレンジ革命」と2013年の「尊厳の革命」という二つの革命の始まりを記念して「尊厳と自由の日」と定められている。