キプロス正教会、ウクライナ正教会を承認
ウクルインフォルム
キプロス正教会は、ウクライナ正教会を承認した。
ウクライナ正教会対外教会関係局のイェウストラチー(ゾリャー)副局長がフェイスブックで発表した。
イェウストラチー氏は、ギリシャの報道を引用する形で、「キプロス正教会の最高指導者クリゾストモス2世は、10月24日、(中略)ウクライナ正教会の首座主教であるエピファニー・キーウ(キエフ)と全ウクライナ府主教に敬意を評した。これは実質的にこの新しい教会を認めたことになる」と伝えた。
同氏は、つまりキプロス正教会は、ギリシャ正教会とアレクサンドリア総主教庁に続き、ウクライナ正教会を承認した3つ目の教会となったと指摘した。
同氏はまた、「これは大きな意味を持つ極めて重要かつ歴史的な物事の進展である」と強調した。
また、同日、エピファニー・ウクライナ正教会首座主教は、フェイスブック・アカウントにて、キプロス正教会の承認に謝意を伝えている。
なお、2018年12月、キーウではウクライナ正教会の統一会議が開催され、その際、統一されたウクライナ正教会が創設され、エピファニー主教が首座主教に任命された。
新たに統一されたウクライナ正教会には、それまで存在していた同正教会のキーウ聖庁、自治独立派、及びモスクワ聖庁の2名の聖職者が合流した。
これを受け、その後2019年1月、コンスタンティノープル全地総主教庁が新たに創設されたウクライナ正教会に独立に関する文書(トモス)を付与している。