ウクライナ政党支持率 7党が国会議席獲得可能
世論調査
ウクルインフォルム
最新の世論調査では、もし現在最高会議(国会)選挙が行われた場合、親露政党の「野党生活党」が首位となり、親欧米政党の「欧州連帯党」が二位となることがわかった。
26日、キーウ(キエフ)国際社会学研究所が1月22日に実施した世論調査の結果を発表した。
同研究所の世論調査結果によれば、首位となるのは野党生活党で、同党に投票すると答えた回答者は全体の15.7%、投票先を決めている回答者の間に限れば、20.7%となることがわかった。
二位は、ポロシェンコ前大統領率いる欧州連帯党で、回答者全体の11.6%、投票先を決めている回答者の中の15.3%(以下同)という支持であった。
これに続き、ティモシェンコ元首相率いる祖国党が9.5%(12.6%)が3位。
ゼレンシキー大統領系の与党「人民奉仕者党」の支持は、8.5%(11.2%)と4位まで下落。なお、同党が2019年最高会議選挙以降、支持率で首位を逃したのは、今回の世論調査が初めてとなる。
この他、現行法による議席を獲得する上での閾値5%を超える見込みのある結果となったのは、力名誉党6.3%(8.3%)、声党4.2%(5.6%)、フロイスマン元首相率いるウクライナ戦略党4.0%(5.3%)であった。
これに続き、親露ブロガー率いるシャリー党が3.5%(4.6%)、クリチコ・キーウ市長率いるウダール党が3.3%(4.4%)、民族主義の自由党が2.9%(3.8%)であった。
今回の世論調査結果は、2021年1月22日にキーウ国際社会学研究所がクリミアを除くウクライナ全土にて、18裁以上の有権者1005名にCATI(computer-assisted telephone interviews)で実施したものであり、理論的誤差は、最大±3.1%だと発表された。