クリミア・タタール人女性活動家たち、露占領政権当局によるアメトフ氏への拷問に抗議
動画
ウクルインフォルム
一時的被占領下ウクライナ領クリミアにて、クリミア・タタール人の女性活動家たちが、ロシア占領政権連邦保安庁(FSB)によるナリマン・アメトフ氏に対する拷問に対して怒りを伝えるメッセージ動画を公開した。
市民記者ネットワーク「クリミアの連帯」が活動家たちの動画をフェイスブック・アカウントに掲載した。
動画は、1月2日にクリミアのジャンコイ地区バイ・コンチェク(オクチャブリ)村の女性住民たちがアメトフ氏に対する拷問に関連するメッセージとして撮影されたものとのこと。
ジリャラ・ニメトゥライェヴァ氏は、「これは、全ての母親の魂の叫びだ。これは民族全体の痛みである。ナリマン氏の動画を目に涙を浮かべて見た後は、穏やかでいることはできない。なぜなら、私たち皆に、息子、娘がいるからだ。この災難が明日には私たちの家の扉を叩かないことの保証がどこにあるというのだ」と訴えた。
また、これに先立ち、クリミアのスタリー・クリム市、スダク地区、アルシュタ地区、ビロヒルシク地区、バフチサライ地区、キーロウ地区、ジャンコイ地区、サキ地区、ソヴェト地区、クラスノフヴァルジヤ地区のクリミア・タタール人活動家たちも同様の抗議動画を公開している。
また、クリミアの活動家たちは、フェイスブック・アカウントにて「拷問ストップ」「私たちはナリマン・アメトフだ」「弾圧をやめよ」というメッセージを掲載して、抗議の意を表明している。
これに先立ち、一時的被占領下ウクライナ領クリミアのスタリー・クリム市で12月17日に拘束された、クリミア・タタール人活動家のナリマン・アメトフ氏が、露占領政権保安庁(FSB)職員により電気ショックで拷問を受けたと報告していた。
12月24日には、クリミア・タタール人の長老たちが、アメトフ氏への拷問に関して、怒りのメッセージを伝える動画を公開している。