ロシア占領政権、マリウポリ周辺に「濾過キャンプ」を11か所設置=市関係者
アンドリュシチェンコ氏がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
同氏は、ドネツィク州にあるマリウポリと近隣自治体の住民の選別・収容に用いられている以下の濾過キャンプのリストを掲載した。
・ドネツィク市レニンシキー地区アクサコヴァ通り56(いわゆる「内務省」地区署)
・ドクチャイェウシク市ネザレジュノスチ通り19(いわゆる「内務省」地区署)
・スタロベシェヴォ町パシ・アンヘリノイ通り19(いわゆる「内務省」地区署)
・アムーロシイェウカ市カルラ・リブクネフタ通り65(濾過キャンプ「ウスペンカ」)
・ニコリシケ町(いわゆる「内務省」地区署)
・マンフシュ町ティトヴァ63(いわゆる「内務省」地区署)
・ベズイメンネ村ソヴェツィカ通り48(濾過キャンプ「ベズイメンネ」)
・ノヴォアゾウシク市コムナリウ通り69(いわゆる「内務省」地区署)
・ブハス村ラジャンシカ通り35(占領政権行政府庁舎)
・オデーサ〜メリトポリ〜ノゾアゾウシク幹線619キロメートル地点(濾過地点「マンフシュ」)
・スニージュネ〜マリノウカ車道11キロメートル地点(濾過地点「ステパニウカ」)
なお、デニーソヴァ宇最高会議(国会)人権問題全権は、これまでにマリウポリ市から13万人の市民がロシア領へ移送されたと発表していた。
また、現在、マリウポリ市内には、約10万人の民間人が残っている。
アンドリュシチェンコ・マリウポリ市長顧問は、ロシアの侵略によりマリウポリ市では少なくとも2万2000人が死亡したと発言した。
ロシア軍は、マリウポリからの避難者や残っている住民に対して、いわゆる「濾過」と呼ばれる選別を行い、選別を通過しなかったものを「濾過キャンプ」と呼ばれる収容施設に送り、収容していることがわかっている。
写真:アンドリュシチェンコ