南部メリトポリの市民500人以上がロシア政権に拉致=市長
ウクルインフォルム
ロシアにより被占領下にあるウクライナ南部メリトポリのフェドロウ市長は、過去3か月間で同市では500人以上が拉致被害にあったと発言した。
フェドロウ・メリトポリ市長がメディアセンター・ウクライナ=ウクルインフォルムでの記者会見時に発言した。
フェードロウ氏は、「3か月間で500人以上が拉致を経験した。ある者は3日間、ある者は1か月以上拘束される。16歳の子供がすでに50日間拘束されているという例もある。そのため、一時的被占領地の安全問題は厳しいのである」と発言した。
同氏は、メリトポリでは現在も頻繁に市民の拉致が行われていると指摘した。
なお、フェドロウ氏が言及した、16歳のウラド氏は、4月8日、ザポリッジャ市へと向かう際に拉致されている。当初、ウラド氏の父であるブリャク・ザポリッジャ地区行政府長官が問題を解決しようとロシア側と協議を始めたが、現在まで解決に至っていない。
また、フェドロウ・メリトポリ市長本人も、3月11日にロシア軍に拉致されており、その後16日にウクライナ側がロシア兵捕虜9人との交換で同氏を解放させていた。