7月28日には「ウクライナ国家性の日」 ゼレンシキー宇大統領がメッセージ

7月28日には「ウクライナ国家性の日」 ゼレンシキー宇大統領がメッセージ

ウクルインフォルム
ウクライナでは、7月28日は昨年「ウクライナ国家性の日」として制定されている。

この日は、もともとキーウ・ルーシ=ウクライナのキリスト教受容の日としてそれまで祝われていたところ、ゼレンシキー宇大統領が昨年の独立記念日の際に、新たに7月28日を国家祝日とすると発表していたもの。その後、大統領令により「ウクライナ国家性の日」が制定された。

また、2022年5月31日には、ウクライナ最高会議(国会)も、7月28日に「ウクライナ国家性の日」という祝日を制定する法律を採択している。

同日、ゼレンシキー宇大統領は、ソーシャルメディア上で、ウクライナ国家性の日を祝う動画メッセージを公開した

ゼレンシキー氏は、「私たちの偉大なウクライナの家族は、ウクライナの一連の国家の象徴によってまとめられている。一連の象徴とは、ウクライナの国旗と国章と国歌だ。私は、国家性が現れたことを祝うだけでなく、その維持のために団結することが非常に大切だと思っている。私たちは、自らの国を治めていると思っていた。私たちは、魂と体を自らの自由のために捧げていると思っていた。なぜなら、まだまだ全ての敵が、陽光の中の雫のようになっているわけではないことを忘れていたからだ(編集注:ウクライナ国歌の歌詞を用いた発言)。しかし私たちは、私たちが何の末裔であるかは忘れていない。だから、私たちのことを運命が必ず微笑むであろう。なぜなら、それが私たちの運命だからだ」と発言した。

同氏はまた、動画公開時に、今日、ウクライナはロシアからのミサイルテロにより不穏な朝を迎えているとコメントした。同氏は、「私たちは屈しない。腕を下ろすことはない。私たちを恐れさせることはできない。ウクライナは、独立し、自由で、不可分の国家だ。ずっとそうであり続ける」と強調した。

さらに同氏は、もう一つの国民への呼びかけ動画を公開し、その中で「私たちにとって、不自由で生きることは、生きることを意味しない。依存の中にあることは、存在することを意味しない。なぜなら、自立していない、不自由なウクライナは、ウクライナではないからだ。私たちは、『奴隷』という言葉を知らない。その言葉は、私たちの辞書にはあるが、私たちの頭の中にはない。私たちは、最後のシャツは明け渡すし、私たちの持つ全ての物は明け渡す。私たちの心にある物の代わりなら。だからこそ、私たちは、私たちの独立を最後の一息、最後の弾薬、最後の一人の兵まで戦い続けるのだ。(最後の一人の兵とは)私たちの兵のことではなく、敵の兵のことである」と発言した。

同氏はまた、「私たちは、戦うために生き続けるし、生きるために戦い続ける。私たちは、自らの家から最後の占領者を追い出すまで屈しないし、ウクライナの大地の最後の1メートルを解放するまで止まらない。最後の村、最後の家、最後の井戸、最後のサクラ、最後のヤナギが解放されるまで、私たちが気を休めることはない」と強調した。

ウクライナの参謀本部は、ウクライナ国家性の日に合わせて、フェイスブック・アカウントにて、新曲『全部ウクライナになる』(編集注:「全部うまくいく」の意)を公開した。作詞作曲は、オレクシー・シュポルチコ氏。

また、聖ミハイル黄金ドーム大聖堂では、エピファニー・ウクライナ正教会首座主教によるルーシ=ウクライナのキリスト教受容1034周年に合わせた典礼が行われている。大聖堂がフェイスブック・アカウントにて典礼の様子をオンラインで公開している。


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