解放されたマリウポリ防衛戦参加者の「小鳥」さん、その他の被拘束者解放を巡る闘いを呼びかけ
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ウクルインフォルム
数か月にわたりロシアに拘束され続け、9月21日の被拘束者交換にて解放された、マリウポリ防衛戦に参加していた衛生兵のコードネーム「小鳥(プタシュカ)」こと、カテリーナ・ポリシチューク氏は、今も拘束されている人々の解放を巡って闘い続けるよう人々に呼びかけた。
国家警護隊がポリシチューク氏の公開した動画をテレグラム・チャンネルで紹介した。
ポリシチューク氏は、「私は戻ってきた。しかし、完全に戻ったわけではない。なぜなら、私の心の一部はそこ、ロシアの拘束に残ったままだからだ。なぜなら、ウクライナの戦士たちは今もその地獄にいるからだ。だから、私たちの基本的課題は、引き続き一人一人のウクライナの戦士のために闘うことである」と発言した。
同氏はまた、今後も戦いを続け、ウクライナの領土と軍人を解放しなければならないと発言した。
そして、「それが何よりも大切。それが私の課題、私の義務だ。そして、私は、それは一人一人の意識ある国民の義務だと思っている。戦うこと、止まらないこと、強くあることがだ」と発言した。
なお、カテリーナ・ポリチューク氏は、ドネツィク州にて志願衛生兵として戦争に参戦。全面的侵略が始まると、同氏はすぐにマリウポリへ向かい、軍事病院にて仕事を始めた。ロシア軍が同病院を空爆すると、その他の衛生兵や負傷者とともに、製鉄工場「アゾフスタリ」へ移動した。
5月19日、ポリシチューク氏は、その他の衛生兵や軍人とともに、アゾフスタリを去り、ロシア軍に投降。9月21日、ウクライナの軍人・民間人215人の解放の際に、同氏も解放されていた。