ウクライナ料理本が日本で発売へ
クラヤニがツイッター・アカウントで伝えた。
クラヤニは、この本はウクライナ・インスティテュートと小学館CODEXの共同企画であり、クラヤニが監修した上で発売されるものだと伝えた。
また収益の一部は、クラヤニを通じてウクライナの人道支援にあてられるという。
ウクライナ研究所と株式会社小学館CODEXの共同企画、およびNPO KRAIANYの監修のもとウクライナ料理本の決定版「ウクライナの料理と歴史」が12月12日に発売開始します。
— NPO法人 日本ウクライナ友好協会KRAIANY🇺🇦 (@NPO_KRAIANY) December 4, 2022
収益の一部は、KRAIANYを通してウクライナの人道救援にあてられます。 pic.twitter.com/dVlWe0ZHko
また小学館のウェブサイトには、同書籍の公式ページが開設されている。
書籍紹介文には、「世界有数の穀倉地帯で、“世界のパンかご”とも呼ばれてきたウクライナには、四季折々の豊かな食材や人々の暮らしのなかで培われてきた食品加工や保存の技術、そして、多彩な食文化があります。日本ではロシア料理に分類されがちなボルシチが、実はウクライナ発祥だったりと、東スラブの伝統の源とも言える存在。そんなウクライナ料理を重要な文化財として発信するプロジェクトのもと制作されたのが本書です」と書かれている。
また、「食は言語であり、土地の歴史や人々の暮らしを映し出す文化」だとし、「眺めて、読んで、作って食べて。ウクライナ料理の世界を堪能できる一冊」だと紹介されている。
同書籍の編集者は、本書は「ウクライナ料理を文化として多面的に掘り下げた、“ウクライナ料理大全”と言っても過言ではない料理書」だと指摘している。レシピの食材の中には日本では入手困難なものもあるとしつつも、ウクライナの味をそのままお伝えするため変更はせず、「日本で暮らすウクライナの方々のアドバイスのもと代用可能な食材を提案」していると説明し、「おいしい料理を通じてウクライナ文化を知り、親しめる一冊」だと紹介している。
これに先立ち、2021年3月2日、文化外交を担うウクライナの公的組織「ウクライナ・インスティテュート」とウクライナの出版社「イジャクリトゥーラ」が、ウクライナ料理の本『ウクライナ 食べ物と歴史』のウクライナ語版と英語版の出版発表会を行っていた。