ロシア占領政権、クリミアの歴史建築物を破壊=ウクライナ外務次官
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ウクルインフォルム
ロシア占領政権は、2014年から占領を続けるウクライナ南部クリミアのバフチサライに位置する歴史建設物「ハンの宮殿」の一部を解体した。
ウクライナのジェパル(ジャパロヴァ)外務第一次官がツイッター・アカウントに書き込んだ。
ジェパル第一次官は、「ロシア占領者は、私の民(編集注:クリミア・タタール民族)の独特な文化的真珠である、バフチサライの『ハンの宮殿』を破壊し続けている。私たちは、ハンのクルム・ゲライの素晴らしい『黄金の執務室』が破壊されたとのデータを有している。占領者たちはその屋根と色とりどりのステンドグラスの窓を破壊した。ロシアのテロリストたちは、殺し、美しいものを全て壊し、私の民の民族の記憶とアイデンティティを消し去る以外には何もできないのだ」と書き込んだ。
ジェパル氏は、ユネスコに対して、ロシアの被占領下クリミアにおける文化遺産に対する犯罪に然るべき対応するよう要請した。
#russian terrorists know nothing else but to kill, destroy everything beautiful, erase the national memory & identity of my people.
— Emine Dzheppar (@EmineDzheppar) December 16, 2022
As President of @ukr_nat I call on @UNESCO to respond appropriately to the crimes 🇷🇺 against cultural heritage in occupied #Crimea. @AAzoulay 2/2 pic.twitter.com/oe8fguCSrj
これに先立ち、2021年9月、ユネスコは、報告書において、バフチサライのハンの宮殿が「改修作業」と名付けられた作業が「遺産の歴史文化的価値が破壊される真の脅威を生み出している」と報告していた。