ロシア占領地からウクライナ政府管理地域に13人の児童が帰還
イェルマーク大統領府長官がテレグラム・チャンネルで伝えた。
イェルマーク氏は、「7名の児童が一時的被占領地から家族と共に帰還。さらに6名がウクライナ大統領の確定された行動計画『ブリング・キッズ・バックUA』の一環で帰還した」と伝えた。
ウクライナ政府管理地域への到着後は、いずれの家族も人権保護センターを訪れ、関係機関にこれまでの出来事について伝えたという。
その他イェルマーク氏は、「大統領府の同僚とオンブズマンオフィスのチームによる調整された活動、そしてカタールの仲介につき感謝している」と伝えた。
同氏は、「大統領の課題は、全員を取り戻すことだ。さらに働いている」と書き込んだ。
また、ルビネツ最高会議人権全権は、テレグラム・チャンネルにて、帰還した児童たちとすでに面会したと伝えた。
ルビネツ氏は、「15歳のマリウポリからの少女の話は、心に響いた。彼女の家には、ロシアの戦車の砲弾が着弾したため、彼女は母親とともに教会へ匿ってもらっていたが、ミサイルの破片により彼女は頭を負傷した(この子が何の悪いことをしたというのだ?)。ウクライナ管理地域へ脱出するための多くの試みと行動の後、家族はそれを実現することに成功した」と伝えた。
また同氏は、帰還した児童の中には親を失った者もいるし、親が子供だけ脱出させたがっていたが、ロシアがそれを認めなかったケースもあり、親に会うために脱出したがっていたところ、その夢が実現した者もいると説明した。
そして同氏は、「この作業を他の国家機関やカタールの仲介とともに作業している私たちのオフィスが、故郷に子供たちを帰還させるという結果をもたらせたことを喜びとともに報告している。4月のその国(カタール)訪問時に協議した他の問題に関しても結果を期待している」と伝えた。