
ベルリンでウクライナ支持集会開催
集会のスローガンは「今こそ過去最大にウクライナに寄り添おう」。ブランデンブルク門の前と在独米大使館の近くで行われた。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
集会を企画したのは、ウクライナの団体「Vitsche e.V.」と、プロパガンダやハイブリッド脅威などの分析をしているドイツの団体「Campact e.V.」。
企画者たちは、開催のきっかけとなったのは、トランプ米大統領がウクライナから離れ、北大西洋条約機構(NATO)の連帯が崩壊していくという「過去数日の劇的な出来事」だとし、欧州はより多くのコミットメントを背負わなければいけないと訴えた。

ステージ上の演題では、参加者やドイツの民主系政党の国会議員、文化人たちが登壇し、「ロシア侵略戦争はウクライナだけでなく、欧州全体の安全と民主主義に脅威をもたらしている」などと訴えた。
登壇者たちは、米ホワイトハウスの最近の声明は、安全保障政策の劇的な転換を意味し、欧州に直接影響を及ぼしていると強調し、欧州に断固とした対応を求めた。
参加者たちは、最新鋭の武器供与を含む、ウクライナへの人道、財政、軍事の支援を大きく拡大するよう要求し、それにより、ロシアの独裁者プーチンからドイツの極右政党AfDに至る権威主義勢力から民主主義をより良く守り、欧州の独立した公正で環境に優しい未来により多く投資することを主張した。

Vitcheの代表者たちは、「ウクライナは国際情理で平等なパートナーとして認められねばならない。ウクライナの立場を弱めることは、欧州の安定と安全を脅威に晒すことである」と訴えた。また参加者たちは、欧州で凍結されている、2500〜3000億ユーロのロシアの資産をウクライナの防衛と復興のために充てるよう要求した。