
トランプ氏の宗教顧問のバーンズ米牧師、ブチャやイルピンを視察
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ウクルインフォルム
トランプ米大統領の非公式な福音主義諮問組織に加わっているマーク・バーンズ牧師が3月31日、ロシア軍の侵略や占領の被害を受けたキーウ州のブチャ、イルピン、ボロジャンカや、キーウ市内の軍病院を視察した。
ウクライナのユダヤ教主ラビであるモシェ・レウヴェン・アスマン氏がフェイスブック・アカウントで報告した。
アスマン氏は、「私の招待で、ウクライナに特別なお客さんが来た。マーク・バーンズ牧師だ。彼は、ドナルド・トランプ大統領の特別な宗教面の顧問である。米国の宗教・政治サークルで有名な人物であり、彼の声は現在、米国の新しい戦略や政策の形成の際に重みを持っている」と伝えた。
そしてアスマン氏は、彼らはまずブチャ、イルピン、ボロジャンカを訪れたとし、その際バーンズ氏は「自分の目でロシア軍によるウクライナ民間人に対する犯罪の結果を目にし、その恐ろしい占領を生き延びた証言者の回想を直接聞いた」と伝えた。

その際同氏は、「目にしたことは彼の印象に深く残ったようだ。彼は痛み、怒り、深い同情を隠していなかった」と伝えた。
バーンズ牧師のキーウ州訪問 写真:アスマン主ラビ(フェイスブック)加えて同氏は、「その感情と証言は彼個人のところにとどまらないだろう。バーンズ牧師は、その声が大きな決定が下される場所で聞かれる機会がある人物だ。そして、私は、ウクライナからの真実の声が、米新政権の心に届くことを信じている」と書き込んだ。
その他アスマン氏は、同日バーンズ牧師とキーウ市内の軍病院を訪れたとも報告した。アスマン氏は、「私たちは負傷後に治療を受けているウクライナの防衛者たちと話す機会を得た。彼らの1人1人がウクライナの力、尊厳、精神的強さだ。私たちは負傷者が必要としている人道支援を渡し、病院幹部と生産的な会談を行った」と伝えた。
バーンズ牧師のキーウ市内軍病院視察 写真:アスマン主ラビ(フェイスブック)