フトツァイト宇スポーツ相、IOCの新しい勧告にコメント
ウクルインフォルム
28日に国際オリンピック委員会(IOC)がロシアとベラルーシの選手を国際大会に中立で出場させることなどを勧告したことに関連して、29日、ウクライナのフトツァイト若者・スポーツ相が戦争支持者が国際スポーツ大会に出場することにならないよう、努力していくとコメントした。
フトツァイト氏のコメントが若者・スポーツ省ウェブサイトに掲載された。
フトツァイト氏は、政権関係者や市民社会の努力によって、IOCに2024年のパリ五輪へのロシアとベラルーシの選手の出場に関する決定採択を延期させることができたと述べ、感謝を表明した。
発表によれば、IOCはロシアやベラルーシの選手の大会出場を認めようとしている国際スポーツ連盟に対して、各選手の個人出場に関してのみ検討するように勧告したという。両国の選手は集団競技へは参加できない。
今回の勧告でも、IOCは、ロシアとベラルーシの選手たちの内、戦争を支持する者や、両国の軍人や治安機関職員の参加は認めるべきでないと伝えているという。
また、大会会場や選手、スタッフ、観客のいる場所では、ロシアやベラルーシの国旗を構成するいかなる色もその使用が禁止されるという。
その他、大会中も大会後も報道関係者との対話中も戦争を支持する発言は禁止される。さらに、両国のシンボルや、ロシアやベラルーシを連想させる音楽も使えない。
フトツァイト氏は、これらルールは国際大会にロシアの選手を参加させる決定を下したスポーツ連盟に対して適用されるものだと指摘した。その上で同氏は、「私たちは、Z支持者が1人たりと国際スポーツ大会会場に入り込むことのないよう、共同で努力していく」と伝えた。