ウクライナ、パリ五輪で初メダル フェンシング女子のハルランが銅
ウクルインフォルム
パリ五輪にて29日、ウクライナのフェンシング女子サーブル個人のオリハ・ハルラン選手が銅メダルを獲得した。本大会における同国のメダル獲得はこれが初となる。
ハルラン選手は、日本の福島史帆実(15−9)、アゼルバイジャンのアンナ・バシュタ(15−6)、ハンガリーのアンナ・マルトン(15−7)に勝利した後、準決勝でフランスのサリ・バルツェルに敗北した(7−15。
その後3位決定戦で韓国のチョイ・セビンに15−14で勝利し、銅メダルを獲得した。
ハルラン選手の銅メダル獲得は、ウクライナがパリ五輪で獲得する初のメダルとなる。
また、ハルラン選手は、これまで複数の世界大会・欧州大会で優勝している選手。オリンピックでは、2008年に金、2016年に銀をチーム戦で獲得。2012年と2016年に個人戦で銅メダルを獲得している。
ウクライナ・オリンピック委員会の発表によれば、ハルラン選手は、勝利の際、ウクライナの防衛者に謝意を表し、また青と黄の国旗の色に塗られた防具にキスをした。
ハルラン氏は、「私は、これを全ウクライナに捧げる! 友よ、これはあなたたちに捧げるものだ! これを私たちの防衛者に、ロシアに殺されたことで、ここへ来られなかったスポーツマンたちに捧げる!」と伝えた。
写真:ウクライナ・オリンピック委員会