キーウ市内に現在ロシア軍はいない 月曜朝まで外出禁止令=キーウ市長
クリチコ・キーウ市長は27日昼、ウクライナ首都キーウ(キエフ)は防衛を続けており、現在ロシア軍は市内にいないと発表した。
クリチコ・キーウ市長が動画メッセージにて伝えた。
クリチコ氏は、「ウクライナ首都キーウ(キエフ)は防衛を続けており、現在ロシア軍は市内にいない。私たちの軍、治安機関職員、領土防衛部隊は、工作員を摘発し、無力化している。夜には、銃撃戦があった。いくつかの大きな工作員グループを殲滅した」と報告した。
同氏はまた、住民の安全のために月曜日の朝まで外出禁止令が敷かれていることを喚起し、「通りに出ないでくれ。出て良いのは、空襲警報が出て、あなたがシェルターへ行く時だけだ。ロシアは、キーウの集合住宅を砲撃している。ロシアは、ウクライナ全土のウクライナ国民を殺しているのだ!」と強調した。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日午前4時頃、ロシアがウクライナに対する戦争を開始した。
デニセンコ・ウクライナ内務相補佐官は27日朝、ロシアからの侵攻に対するウクライナ軍の抵抗の各地の状況につき、ウクライナ側はキーウ、チェルニヒウ、マリウポリ、ハルキウを防衛できていると発表している。
ウクライナのマリャール国防次官は、ロシアがウクライナに更なる侵攻を開始した2月24日から26日までの3日間で、ロシア占領軍軍人約4300名が殲滅されたと発表した。