ロシア軍、ハルキウ民間人居住区を砲撃 11名死亡、数十名負傷
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28日、ウクライナ東部ハルキウ市の2地区にて、ロシア軍は、民間人居住区に対して大規模砲撃を行った。暫定情報によれば、民間人が11名死亡、数十名が負傷したとのこと。
シニェフボウ・ハルキウ州行政府長官がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
シニェフボウ氏は、「現在も行われている砲撃は、救急隊をすぐに関与させることや被害を抑えることもできない。この瞬間だけで、11人が死亡、数十人が負傷している」と伝えた。
暫定情報では、ハルキウは多連装ロケット砲で砲撃されたとみられる。
ウクライナ外務省もまた、ツイッター・アカウントで、ハルキウの住宅街を砲撃したと報告しており、何十人何百人に被害が出ていると伝えている。
これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日午前4時頃、ロシアがウクライナに対する戦争を開始した。
保健省は、侵攻により、これまでにウクライナにて352名が死亡、その内児童が14名であり、1684名が負傷者は、その内児童が116名だと発表した。
ゼレンシキー大統領は27日日中、ウクライナ代表団がロシア代表団とウクライナ・ベラルーシ国境で会うことにつき、ベラルーシのルカシェンコ氏(自称大統領)と合意したと発表。また、ゼレンシキー大統領は、同会談で結果が出ることはあまり信じていないものの、その開催に同意したのは、戦争を止めるためにはいかに最小のチャンスであろうとも利用すべきだと思うからだとも発言している。
28日、ベラルーシにてウクライナとロシアの代表団による協議が行われた。