12日の人道回廊での避難者1万3000人 14中5の回廊が実現せず
ウクライナのヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相は、12日、ロシアとの間で合意に至っていた14本の人道回廊の内、9本の回廊で約1万3000人が避難できたが、マリウポリ〜ザポリッジャ間を含む、5本の回廊では避難が実現できなかったと報告した。
ヴェレシチューク副首相が同日夜の記者会見時に発言した。
ヴェレシチューク氏は、前日は7000人強の避難者だったが、今日は1万3000人弱の住民が避難できたと報告した。同時に、合意に至っていた避難回廊14本の内、機能したのは9本だったと伝えた。
報告された機能した回廊は以下のとおり。
・スーミ〜ポルタヴァ(避難者約8000人)
・クラスノピッリャ、レベディン、ヴェリーカ・パサリウカ〜ポルタヴァ(約3000人)
・ブチャ発(約1000人)
・ホストメリ発(600人)
・ネミシャイェヴェ(1264人)
機能しなかった回廊は以下のとおり。
・エネルホダル発
・ヴォルゼリ/イルピン発
・コザロヴィチ発
・マリウポリ発
またヴェレシチューク氏は、ロシアに対して、拘束された国家非常事態庁職員のオレクシー・ダンチェンコ氏を解放するよう要求した。ホストメリからの住民避難のバスの同行者としてリストに掲載されていたにもかかわらず、ロシア軍に拘束され、すでに48時間経過していると説明された。